@天国の音楽

いつもsoulで繋がっている詩人の友人が“あれ、密かに楽しみにしている”と言ってくれた。だからもう少し続ける。タイトルを少し変えて。天国の音楽。天国に行くための音楽。地上から天を仰ぐ音楽を。探しに行く。

C-Style >ボブディラン>ハッティキャロルの寂しい死

C-Style >ボブディラン>ハッティキャロルの寂しい死> https://youtu.be/8C16SpTNbKY

>🎶すべての恐怖をフィロソファイズし、ディスグライズし、クリティサイズする人たちよ、布っきれを顔から離しなさい、いまはまだ涙するときではない

 


歌われるウイリアム何某とハッティキャロルさんは実在の人物。白人の男がカラードの女性を殺した。チャップリン気取りのおもちゃの杖で。レストラン、食事の提供が遅いという理由で。彼は第一級殺人罪で裁判にかけられ実刑を食らった。たった6ヶ月。しかし家業のタバコの収穫期だということで放免された。この歌のオチは”命の軽さ“

 


🎶すべての恐怖をフィロソファイズし、ディスグライズし、クリティサイズする人たちよ、顔をふかくうずめなさい、いまこそ涙するときだ

 


イリアム何某は2009年1月3日に亡くなった。事件の後もカラードの人がらみの”問題行動“を続けた「クソ野郎」だった。死ぬまで。

 


ネットもない、情報が人から人へゆっくりと、でも人の感情にフィルターを確実に通して伝わった時代。はっきりと意図して同じ時に生きる個人を特定した歌で揶揄したボブディラン。な、この歌のメロディーと韻の踏み方、聴いてみなよ。実はとっても美しい曲。

 

こんなことする奴なんだよ、奴。やっぱり、大した奴。時々思い出したように、思うこと。

ああそして「怖いこと全部、認めない、理論武装する、なかったことにする」のは僕さ。

 


字幕

https://youtu.be/FqKb69HX6PA

 

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