@天国の音楽

いつもsoulで繋がっている詩人の友人が“あれ、密かに楽しみにしている”と言ってくれた。だからもう少し続ける。タイトルを少し変えて。天国の音楽。天国に行くための音楽。地上から天を仰ぐ音楽を。探しに行く。

ハマショーの真実



寄る辺なき道を歩くわけ>浜田省吾>雨の日のささやき> https://youtu.be/6mtN6ZhkL8Q

僕は広島の磯育ちで、最初に好きになったのはウエストコーストの音楽。だからハマショーを聴くと、うちに帰ったような気持ちになる。

ラブトレインってアルバムは、ロックスターに意識して“なる”直前なので、古きに新きに、東西に、ポップスのアイデアとマナーがいっぱい。そしていい曲ばかり。のちに彼自身何曲もリメイクしているんだ。

🎶いつ、また、どこで、逢えるかも、わ、か、ら、ない
コーラスがいいね、カウンターメロディのここちよさ。

このの歌詞なんか、上手いなあと思う。韻律にとか、選ぶ言葉の新しさなんてものはないけど、若き日の、持つもの重くはない、でもメランコリックな気分で、人に対して、なつきたいよなあの感じ、そんな当たり前の日常、よくひびくんだ。

何年経っても、いい声に、安心のバンドメンバーのスキル。ありがとうって思わず言いそうになる。いいな。いい曲だな。

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マイスター


寄る辺なき道を歩くわけ>大滝詠一>私の天竺> https://youtu.be/jXzr26QAvmk

🎶狭いながらも楽しい我が家/愛の灯影のさすところ

わあ、すごい、楽しい、粋だし、美しいし、生活感に溢れてる
明日に備える夕暮れの繰り返される日常を讃える
いじらしいほどつましい僕らを主役にする唄
これは僕の好きなやつ♩マイブルーヘブン

ここんとこ車で聴くのは二村定一とか榎本健一の古い唄
日本にもジャズエイジがいたんだ、ちょっとばかしファニーな装いで
いつも革新的なことは、喜劇チックなおおらかさ纏って出てくんだ

音楽って脈々と歌い継がれて醸造されてく
今となっては、もう聴けない。マイスターの優しき音楽

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カッコいいちゃー


寄る辺なき道を歩くわけ> Char>Smoky > https://youtu.be/7IlMOp3X2qc

カッコいいってなんてかっこいいんだろう。カッコいいのは、この曲の最後らへんのギター、カッティング、ジリジリしながら余裕かましたブレない決意みたいなもの。

いかしてることってなんてイカしてるんだろう。イカすバンドのブルーヘヴン。
ああなんかヤッって声上げてみる、イエィって合いの手は、外さないようにしなきゃな、いや、そんなこと考えてる場合じゃないけど。

🎶俺の頭は冴えているから、人生いつだって自由

まるでその通り。丸々賛成って感じ。 
例えばなんか嫌な感じのシチュエーション
頭ん中にチャーの、ムスタングの音、聴こえてたりする。
これで大丈夫。だろ?

ライブ これがいい

https://youtu.be/Y8cA3vElOVA

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ベイビージェーン

寄る辺なき道を歩くわけ>吉川晃司>ベイビージェーン> https://youtu.be/AxZX5G4YLhI

質問その1 「パパはどこの学校に行ったの」息子のLINE
答え「広島の私立修道学園と言って、卒業生にはそれなりのひとかどの人がいっぱいいる。そうしなかった人には、吉川晃司さんやモーリーロバートソンさんがいるよ、あと亀井、、これはいいか、知ってるか?」
その答え「知らない。ああ、このハゲの人は知ってるかも」
それへの答え「この動画みてみ」
また答え「チャラいね、この人」
やれやれ

質問その2「あな他は最近 ベイビージェーン と繰り返し語りかけているが誰のことか?何か秘密でもあるのか?」全く面識のない方からのレス
答え「いや、そうだっけ?ああ、なんか語りかける方がやりやすいから。自分の中の邪悪な存在の象徴かもしれない。今ぱっと思うのはロッドスチュワートの♩Baby Janeか吉川さんの♩ベイビージェーンからなんだろうな。どっちも好きなんだよ、シャワーなんか浴びながらよく歌う。チェキッ!楽しいだろ?多分なんの意味もないよ」
やれやれやれ

Do you believe me?

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ロケットマン

寄る辺なき道を歩くわけ>エルトンジョン>グッバイイエローブリックロード> https://youtu.be/Xd4rUNZNrTc

とっても、辛くなるのはわかり切っていたから今まで、観れないでいた映画ロケットマン

前にも言った。なにせ、こんなふうに文章書き連ねるきっかけは、エルトンジョンの♩ベニーアンドジェットだったんだし、彼の音楽の悦びとしんどさは、僕とほとんど重なると思っていたのだから。

これは最初から最後まで依存症のはなし。嗜癖と自己治療のひたすら落ちていくサイクル。施設でのグループミーティングから始まる劇中ずっとエルトン役のタロンの奥歯噛み締めた様な仕草に、苦しさ、刹那さ感じていた。

グッバイイエローブリックロード、自分への決別の歌が自分を救うって?馬鹿言ってんじゃないよ?でもね、こうなるしかないな、と、泣きながら思ったよ。

エルトンとバーニー

https://youtu.be/eKS9M4bMh1w

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カノン3部作ラスト

寄る辺なき道を“走る”わけ>ZARD>負けないで> https://youtu.be/NCPH9JUFESA

当たり前の日々が帰ってきそうなムードの中で、それは違うんじゃないかと異議申し立てたい今日この頃。みんなが距離をモンダイにする世の風潮に、それ見たことか、オレなんかずっとそれ、考えて苦しくて、精神の宮殿に引きこもってたんだぞと、叫びたかった少し前。

(あれ、音楽の話じゃなかったのか)

カノンコードの醸し出す幸福と不安に揺れる想いを感じながら、坂井さんのあがなえない真っ直ぐな声をおずおずと、小節ごとに頷きながら、聴く。ああそうだった、そうだ。

🎶負けないでもう少し最後まで走り続けて

励まされることに、心地悪さ感じるなんて、なんて不幸。それ、どんな自分?
自分は簡単に変われないけれど、明日も今日と変わらないだろうけど。

私は私自身を発見しなければならないやうに、私の愛するものを発見しなければならないのだと思ったんだ。それは、こんな 音楽だったりもする。

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大事

寄る辺なき道を歩くわけ>大事マンブラザーズバンド>それが大事> https://youtu.be/NY9zzBXwvlY

被害者意識を嗜癖として使うベイビージェーン。まあ、それは僕であり君のことだ。

ココロに抱えてる信条、それがAAの12ステップでも相田みつをのトイレの掛け軸でも、入り込んでみるまでは、なんだか絵画みたいなようで“ぜんたい”の印象がブワッとくるわけで。

🎶負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じ抜くこと

上から目線のリア充の説教。こんな聴き慣れたポップソングでもせつなさと喜びとがめくるめくカノン進行、これオイラの心情のマイブームなので、入りこんでしまってることに何が悪いと鼻息荒くしたりして。

いや、待て、みえてる優しさに時折負けそうとか、いつかは会える、でも嘘は繰り返されるやら、“結構この人、ギリギリなのかも”なんて、考えてもみたりして。

 

そう、これは僕のでもあり、君の歌だ。
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