C-Style >ドクタージョン>サッチアナイト
C-Style >ドクタージョン>サッチアナイト>https://youtu.be/SCRrXZP8b0I
このところメンタルクライシスに陥っていて、これは1年、2年、3年前どころじゃ無い。息も絶え絶えやもしれないもんで、筆も進まない。なんて、俺って何様?
ところがドクタージョン氏の訃報。これは何とか言っておかなきゃって重い腕、アタマ振り絞る。マジでフリフリしてる。グリグリもする。
この人は、若い頃の俺にとって辺境の中心人物、トリックスターみたいな存在で、ああ、全ての音楽の美味しいところ、のツボみたいなニューオリンズの風土、からりとしたキレのメロディーと湿っぽさと、セカンドラインのいなたくも洗練って矛盾しそうなあのムードを教えてくれて、アルバムGUMBO は何度聴いたか。さらにミーターズとの、ライト・プレイス・ロング・タイムは”ばつの悪いしけた男のテーマ”って、俺じゃんと、支えにしてたりして。
もっと子供?の頃。岩国FENのウルフマンジャックの番組も、彼の曲がテーマソングだったんだよな、と思い出す。うん、今。
ポツポツと、彼のピアノは、アルバムむ含めて、聴いてきた。いや、多分奴だってわかるくらい。独特のリズム、アタックなんだよね。彼の左手の秘密知ってるかい?アメリカンニューシネマみたいな話。
ラストワルツ でやった曲は、横恋慕のけしからん詩なんだけどさ、あるよな、こんな事、ってジジイになってわかる歌。月がさ、綺麗ですよ、お姐さんってね。DVDのサブ音声での奴のすっとぼけたコメント、いいんだよな。
あー、ニューヨークのライブハウスで一度、日比谷公会堂で二度、演奏を聴いてるんだよな。前者は、気取り決めまくったジャズだった。カッコつける人なんだよな。
ネヴィルスのゲストだった日比谷は、アーロンが病欠?だったせいもあり、ギター抱えてディープファンク合戦で、実質バンマスだった。ありゃ、凄かったね。
安らかに、Malcolm John Rebennack Jr.
まだまだ、いくらでも話せるけど、もうやめとくから、聴いてくれよ、奴のダミ声、唯一無二のピアノ。