@天国の音楽

いつもsoulで繋がっている詩人の友人が“あれ、密かに楽しみにしている”と言ってくれた。だからもう少し続ける。タイトルを少し変えて。天国の音楽。天国に行くための音楽。地上から天を仰ぐ音楽を。探しに行く。

C-Style >ボブディラン>ハウスオブライジングサン

C-Style >ボブディラン>ハウスオブライジングサン>https://youtu.be/Aya_nJtfJwg

 

 

🎶ギャンブラーに必要なものはたったこれだけ
スーツケースひとつにトランクひとつ
彼が満たされるときは
お酒におぼれているときだけ


新年の寝起き。ボブディランのファーストアルバムを聴いた。ギター一本の、アンチ商業音楽の風情。今更ながらこの人はフィンガリングは上手い。歌い方も、ノルソルジラスで、興奮。でもやっぱり、爺さんの声にしか聞こえない。この声は、不思議な記憶。ずっと僕の中にあるわからなさ、のひとつ。

 


ほんとに爺になっちまった最近の声とは、違うよな。20歳て、こんな風にに歌うのは、明らかに意図的。 「ただ一つの美は裂け目や敷石の中にある埃や垢でできた服をまとっている」「汚い声のほかはどんな声も私は少しも関心がない」

 


ウィキペディアから引っ張った本人の言葉 十分すぎるほど 奴 の事、知ってる僕らにとって「何を言おうが、煙にまく後付け」でしかない、と見切ってしまうんだけどさ。

 


ワシントンの集会での声/ユダ!答えたアイドンビリーブユーって声/ロックの大物気取って白いスーツ決めて歌う声/化粧してアメリカを探すと叫ぶ声/ギターを手放しシナトラを歌う声、、、 その後の奴の”人生表現”を知ってる僕はその声の中に“ロックの息吹”を感じ、とか数多のフォロワーの心の扉を開く可能性を「感じ」なんてホザくこともできるけれど。

 


ディランのことをあれこれ考えながらひねもすのたりのたりかな。相変わらずの僕らの暇つぶし。いいのさ、

若者は老成への憧れを抱き、老人は若さを懐かしむ。奴その人生でずっと僕の心を鷲掴む声を持っているってことは確かなんだから。

 

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