@天国の音楽

いつもsoulで繋がっている詩人の友人が“あれ、密かに楽しみにしている”と言ってくれた。だからもう少し続ける。タイトルを少し変えて。天国の音楽。天国に行くための音楽。地上から天を仰ぐ音楽を。探しに行く。

C-Style >プリンセスプリンセス>M

C-Style >プリンセスプリンセス>M>https://youtu.be/jORousBL_dQ

歌うのはひとり、聴いてるのはたくさん

歌う時はひとつの思い、聴いてる僕らは聴いてる数だけの思い

 

音楽は悲しみの原因を取り除くわけじゃない。病気を治す事もない

ラブソングを聴いても失った恋愛は戻らない。応援されてもダメなときはダメ

 

じゃあ、音楽に力とか、答えはないの?

(ないっていうんだろな、ここは)

 

🎶星が森へ帰るように

自然に消えてちいさな仕草も

はしゃいだあの時の私も

 

何処かで何度も聴いてきた歌に、今もまた感じ入るのは何だろう

清々した気持ち、涙流した後のように、そんな気持ちになるのは何故だろう

 

自分の中にあった事、今ある事に、瞼の奥で会えるから

自分の中にずっとしまっていた美しい感情や光景が音楽によって呼び覚まされたから

 

ある歌を聴いて感情や力を感じたなら、

それは全て自分の中にある感情や力が呼び覚まされたから

どんな境遇にあろうと、どんなに苦しくて悲しくても、

自分の中には美しさも力も感情もあるということを音楽は教えてくれる

 

音楽それ自体の中に答えも力もなくても、

聴いている自分自身の中に答えや力があるって

音楽は教えてくれる

 

だから言わせて貰えば

音楽は希望。

僕やあなたにとっての光。 

 

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君はギリシャ神話のパンドラの匣という物語をご存じだろう。あけてはならぬ匣をあけたばかりに、病苦、悲哀、嫉妬、貪慾、猜疑、陰険、飢餓、憎悪など、あらゆる不吉の虫が這い出し、空を覆ってぶんぶん飛び廻り、それ以来、人間は永遠に不幸に悶えなければならなくなったが、しかし、その匣の隅に、けし粒ほどの小さい光る石が残っていて、その石に幽かに「希望」という字が書かれていたという話。(太宰治パンドラの匣』)