@天国の音楽

いつもsoulで繋がっている詩人の友人が“あれ、密かに楽しみにしている”と言ってくれた。だからもう少し続ける。タイトルを少し変えて。天国の音楽。天国に行くための音楽。地上から天を仰ぐ音楽を。探しに行く。

C-Style >エリスレジーナ&アントニオカルロスジョビン>三月の水

C-Style >エリスレジーナ&アントニオカルロスジョビン>三月の水>https://youtu.be/QF_Ekf6nHj8 この世に天才がいるとしたら、それも女性ボーカルでいえば ビリーホリディ、矢野顕子、あと、エリスレジーナ。

「人間は歌を歌う時、自分の声を聞きながら音程を調節しているのです。トレーニングをすれば正確な音程は出せます。でも、なかなか音の初めからと言うわけにはいかない。その音を狙って声を出し始めてから100分の何秒かというわずかな時間の間に、何分の1秒かの音程を調整しているのです。ところが、エリスの場合は違う。最初から、ドンピシャ。」

柿木央久氏が記したもの。うん。まったく、そうかもしれない。この曲の後半で、ジョビンの“味な”しわがれ声に丁々発止のハッシみたく答えるエリスは、ほとんど笑いながらのだみ声になるんだけど、それまでの正確さが余計ね、際立つの。ような気がする、だな。

単音のピアノ、サンバのリズム感じさせるギター、あとはパウロブラーガの“うねり”を生むドラミング。ため息の3分30秒 エリスのステップ踏むような節 これがアントニオの夢だったのかもね。音楽を聴く人みんなに、知ってもらいたい。聴いてもらいたい。

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