カノン3部作ラスト
寄る辺なき道を“走る”わけ>ZARD>負けないで> https://youtu.be/NCPH9JUFESA
当たり前の日々が帰ってきそうなムードの中で、それは違うんじゃないかと異議申し立てたい今日この頃。みんなが距離をモンダイにする世の風潮に、それ見たことか、オレなんかずっとそれ、考えて苦しくて、精神の宮殿に引きこもってたんだぞと、叫びたかった少し前。
(あれ、音楽の話じゃなかったのか)
カノンコードの醸し出す幸福と不安に揺れる想いを感じながら、坂井さんのあがなえない真っ直ぐな声をおずおずと、小節ごとに頷きながら、聴く。ああそうだった、そうだ。
🎶負けないでもう少し最後まで走り続けて
励まされることに、心地悪さ感じるなんて、なんて不幸。それ、どんな自分?
自分は簡単に変われないけれど、明日も今日と変わらないだろうけど。
私は私自身を発見しなければならないやうに、私の愛するものを発見しなければならないのだと思ったんだ。それは、こんな 音楽だったりもする。
大事
寄る辺なき道を歩くわけ>大事マンブラザーズバンド>それが大事> https://youtu.be/NY9zzBXwvlY
被害者意識を嗜癖として使うベイビージェーン。まあ、それは僕であり君のことだ。
ココロに抱えてる信条、それがAAの12ステップでも相田みつをのトイレの掛け軸でも、入り込んでみるまでは、なんだか絵画みたいなようで“ぜんたい”の印象がブワッとくるわけで。
🎶負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じ抜くこと
上から目線のリア充の説教。こんな聴き慣れたポップソングでもせつなさと喜びとがめくるめくカノン進行、これオイラの心情のマイブームなので、入りこんでしまってることに何が悪いと鼻息荒くしたりして。
いや、待て、みえてる優しさに時折負けそうとか、いつかは会える、でも嘘は繰り返されるやら、“結構この人、ギリギリなのかも”なんて、考えてもみたりして。
そう、これは僕のでもあり、君の歌だ。
必ず最後に
寄る辺なき道を歩くわけ>KAN>愛は勝つ> https://youtu.be/-eQcHcINM2M
(てらいなく、恥ずかしげもなく、今日も名曲)
今日もアイツはアグレッシブ、対する僕はパッパッパッシブ。
自分も相手も大切にする、アサーティブなカンケイになれたことあったっけ?
ブルーズがココロ引き裂いて、唾吐きながらパンクスノットデッド。人間嫌いの動機モノに、狂っちまいなとフリージャズ、踊り踊るならファンクミュージック。
何がいいのか?大丈夫か?オレとオレたち?ベイビージェーン?
🎶心配ないからねー
やけに疲れたカーステから、不意に聴こえたカノンコード。
それは何年ぶりかの あいのうた。
ずっと底の方からみる今の景色に、似合うと感じた手垢のついたポップミュージック。
泣かないまでも、今も今でも、この感じに溺れていいのだと思える音楽。
今こそ聴く耳、持てる歌。
ライブ
https://youtu.be/rlR5fNSSfEA
ホントのこと
寄る辺なき道を歩くわけ>クレイジーケンバンド>タイガーアンドドラゴン> https://youtu.be/US8zoKCxFO4
(言わなきゃならない歌、総ざらいのラインナップ、今日はケンさんのあれ、さらっと)
みんな不幸なんだな、と当たり前な事を想う日曜日。腹に据えた様なハッ、って掛け声にこれ、救い?と、まごまご。
R&Bマナーって、この毎日の人生にぴったり沿ってるから、朝から晩までいつでも聴けるのさ、ベイビージェーン。どうして、グジグジ。
🎶 お前だけに 本当の事を話すから
ずっと触れずにいた後悔が、溶ける様な時が来たら、プライドなんてどうでも良くて、救いを、と祈る?待つ?そんな事、信じられないなんて、予防線貼りながらも?
ブルーズは尽きない、終わりがないんだな、ベイビージェーン。
輝くだろう
寄る辺なき道を歩くわけ>エレファントカシマシ>今宵の月のように> https://youtu.be/0melyLHqP-s
🎶くだらねえとつぶやいて醒めたつらして歩く
ああそれは俺の書いたことだっけ、言ったことだっけ。
真昼間から狭い部屋のソファーに陣取って、うたた寝のあいだの一人ごち
(この半音下がるのはクリシェっての、気持ちがいいって気付いて随分)
ああ、違う違う、俺の言葉はこうだ、例えばこんな言葉
「もう、多くの人に何かを伝えることにほとんど関心がない。私には能力もないのだ。ただ、幾つかの事を幾人かの人には伝えたい。あるいは、伝わんなくてもいい。」
🎶 もう二度と戻らない日々を俺たちは走り続ける
希望を持つのは難しい、難しいな、ベイビージェーン。
おんなじような日を定点観測してまだここにいる
いつの日か輝くだろうか、涙はまた溢れるのだろうか?
ライブ
https://youtu.be/qW6T20HLRsU
息苦しさ
寄る辺なき道を歩くわけ>ブルーハーツ>チェインギャング> https://youtu.be/9MZ9UaMcspc
ベイビージェーン、すでにジジイはシーンから遠い。インターネットのこの場に一筆で書いてみせるその音楽は、震える舌でぬぐったソフトクリームのようなジャクジャクした触感。ただし、ちっとも甘くないけどね。
マーシーの歌が、肺のなかいっぱいに広がるような気がして、おかしな喩えばかりでも、いや、なるたけ正確に、伝えたいとは思っているのだが。
🎶 生きているっていうことは カッコ悪いかもしれない
死んでしまうという事は とってもみじめなものだろう
ブルーハーツというバンドで、真島真利が歌うってだけで、アドバンテージ。
聴いてる間も、後も、しばらく先も、思い出してもジャクジャジャク。
息苦しさは、とうに超えて。
ライブ
負けたよ
寄る辺なき道を歩くわけ>ビーチボーイズ>ゴッドオンリーノウズ> https://youtu.be/AOMyS78o5YI
かつてデイビッドボウイが、泣きそうなくらいエモーショナルに、歌い上げた。ポールマッカートニーはある時点で今まで聴いた中でベストな曲と言い、思わず♪ヒアゼア一曲かきあげた。ちな、曲に感動して曲を書くなんて、どういう事なのかわからんが天才ってこういう事を当たり前にするんだろう。
歌詞はものすごシンプルで、愛してるー、じゃ言い切れないから、もしもの世界から、君に語りかけるみたいな、どうなってんのかわからない。
さて、今、YouTube覗くと、この歌の出来ていく過程のドキュメントみたいなの、見れるんだけど、素材の音だけで鼻の奥に、ズンズン響くのだよ。このへん、も少し気の利いた言い方ができないもんかと、思うのだけど、無理だな、これは、負けたよ、もう。